今日も 『かぜのでんわ』 をかけに誰かがやってきます…
2014年 2月 初版発行 された 『かぜのでんわ』 という絵本をご存じですか?
作・絵:いもとようこ
出版社:金の星社
やまのうえに 1だいの でんわが おいてありました。
きょうも そのでんわをかけるために、たぬきのぼうやがやってきます。
「もしもし、おにいちゃん。
どこにいるの?
はやくかえってきてよ…。」
《風の電話》
岩手県大槌町の佐々木 格(ささきいたる)さんが、自宅の庭に『風の電話ボックス』を置きました。
「会えなくなった人へ伝えたい…」 ひとりっきりになって、電話をかけるように相手に思いを伝える空間で、実際の電話線は つながっていません。(絵本 あとがきより)
『かぜのでんわ』は、そんな電話がモデルになった絵本です。
詳しくは
こちら…★
東日本大震災から 9年…。
もう 9年 なのか、まだ 9年なのか…。
実際そこにいて体感したわけではないので、私が軽々しく語ることはできないけれど、わかっているのは、9年 という年月が流れた という事…。
自分の子ども達も成人し、私の周りの状況は毎年変わっていくけれど、この震災を体験された方たちの9年は、どれほどのものだったろう…と。
会いたい人に 会えない…
話したい人と 話せない…
きょうは、そんな人たちの思いに身を寄せる日…。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、まだ行方不明の方が一日でも早く お家に帰ることが出来ますように…。
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